『独白記』 (作 ベスト氏) |
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独白記―1 では、まず最初に、ボンデージやDIDの趣旨とは大きく逸脱する話を長々とさせていただくが、どうかご容赦頂きたい。 かなり勇気のいる告白である。 私の中学生のような恥ずかしい趣向をお話させていただくので、お笑い種と思われるだろうがお付き合いをお願いする次第である。 実は私には、思春期の頃から女性の背中に透けるブラジャーに強く惹かれる趣向がある。 つまり「透けブラフェチ」なのである。 本当に恥ずかしい話だが、いい年をした大人になった今でもこの性癖は変わらない。 夏、街で「いい女」とすれ違うとつい後ろを振り返ってブラの透け具合を確認してしまう。冬でも、身体のラインが判るような、ぴったしの薄手のセーターの背中に浮き上がるブラのストラップやホックの盛り上がりが気になって仕方ない。 ただし、誤解されないように、あえて申し上げるがどんな女性の背中にも興味がある訳ではもちろんない。 ここであえて許容範囲の基準はお話しないが、『限られた女性の限られた背中』に対してのみである。 そして、実際は最近の若い女性に多くみられるような、これ見よがしの透け透けには非常に嫌悪感を抱き、ブラが透けないように背中の透けに充分に気を配っていると感じさせる奥ゆかしい上品な女性が時折見せてくれる「透けブラ」に魅力を感じるという天邪鬼でもある事も申し上げておく。 私は「透けブラフェチ・ブラジャーフェチ」ではあるが、もっと細かく言うと、特に「バックスタイルフェチ」なのだと思う。 カップの谷間とか、胸の膨らみとか色気を感じても、それほど気にならない。 ショーツをはじめ他のランジェリーについても、特別な思い入れも実はない。 女性の後ろ姿のブラジャーのバックデザインが気になるのである。 どんなバックスタイルのブラジャーであるかが最大の関心事なのである。 これは、非常に稀有なおそらく私特有の趣向なのかもしれない。 つまり、最近流行のヌーブラなる代物は、私のような者にとっては、将に眼の上のたんこぶのようなもので、何の魅力の欠片も感じないのである。 ところで、私自身の独断と偏見だが、背中の透けブラにも上品なセンスのいい透けブラと無粋で野暮ったい透けブラがあると常々感じている。 それはブラの色やバックデザイン・スタイル、ストラップの長さやバックベルトの太さ・大きさ、ホックの形状やホックを留める背中の位置であったり、服からの透け具合、女性の背中のボディラインの美しさ等々とで決まるように思う。 どんなにおしゃれしていても、背中の透け加減、下着の浮き上がり加減をみて幻滅を感じる女性がいる。 いくら顔が美人でも、百年の恋もいっぺんに冷めてしまうほど野暮ったくダサいと感じる透けブラもあるし、「なんかセンスあるよなぁ、お洒落な女性だなあ、」まるでその女性の感性までもが「粋」で「素敵」に思える程、魅力的な背中の透けブラもあると思う。 こんな視点で女性を観察いるのは私だけなのだろうか? いったい世の女性たちは、ブラジャーを購入するときに、背中のバックスタイルを考慮しながら購入しているものなのだろうか?、などと考えてしまう。 昔から非常に関心があることなのに、こだわりが強すぎる事柄については、どうしても恥ずかしく女性に尋ねることが出来ずにいる。情けない話である。 しかし、この女性の背中の「表情」こそ、その女性のファッションセンスそのものが表れると以前から感じている。 何故なら女性の正面からの「表情」は顔も胸も服装も全て誤魔化すことの出来る虚構の「表情」が往々にしてあるのではないか、と思う。 それに対して、背中の「表情」こそ誤魔化しの効かないその女性の美意識そのものだと思うのである。 特に最近はキャミとの「透けのコラボレーション」に如実にその女性の美のセンスが表れると思う。 私個人の趣向で言えば、キャミやスリップ等を身に着けている女性には、何故か大いに幻滅を感じてしまう方である。 素敵な背中をした女性なのにキャミした女性の透けを見ると無粋だな〜と思ってしまう。 この背中の「表情」に充分気を配るおしゃれをする女性こそ最近、私は本物の「美人」と思うようになった こんな私のような男の背中への視線を、世の女性達や下着メーカはどう思っているのかを以前から考えていた。 そんな時、あるブラジャーに精通した業界通(透けブラ通)の方のコラムを読んだことがある。 その方曰く、やはりほとんどのブラジャーメーカーは、今だに身体前面からの見栄えにばかり着目しており、どんなバックスタイルが男性諸氏からセクシーに見えるかの研究は疎かになりがちだと聞いた。 やはり、そうなのかな!としか思えなかった。 テレビCMをみても、通販カタログの写真を見ても、バスト部ばかりを強調している。 その方曰く、このブラジャーの見栄えの感覚は、乗用車の世界に似ているとも話された。 車のCMを見ていると、車前方からの映像が圧倒的で、カタログなども大体が前方からの見栄え重視である。 しかし、実際、他人の車を見る時、前方からは、道路ですれ違う一瞬なのに対して、例えば、自分と同じ車種の車の後ろに就くと、「ああーこんな風に俺の車も見られているんだな!」と感じながら、長時間まじまじとその車を後ろから見るという事になってしまう。 他人の車に関して言えば、長く見る時間量は後方から方の機会が圧倒的に多いと思う。 ブラジャーも同じである。 女性のブラジャーを見る時間量は後方からの量が、圧倒的に長いのである。 こんな内容であった。 私も、街で見掛ける女性の姿を見る機会は後方からの方が多いように思う。 例えばオフィス街を歩く時、前を行くOLの後ろを見ながら歩き続け,信号街で交差点で立ち止まれば、前に立つ女性の後ろ姿が自然と目に入ってくる。 素敵な透けブラ女性の場合、追い越してから振り返り女性の顔を確認してしまう。 もっとブラのバックスタイルについて考察が業界でも盛んになるべきである、とその業界通の方はコラムに書かれていた。 そして最近の私の趣向を書かせていただく。 確かに若い頃は、やはり顔の綺麗な女性や密かに想いを寄せる女性などの透けブラに関心があった。 が、しかし、長じて最近は顔や年齢とは別に、スタイルのいい美しい背中のボディラインをした女性の背中の透けブラに特に眼が行くようになった。 そして、ブラジャーと同じ視線で、その女性の背中のボディラインにも特に気になるようになった。 つまり、背中のラインの美しい「背中美人」やうなじの綺麗な「襟足美人」に特に視線がいってしまうようになったと感じるのである。 立ち姿の美しいスレンダーな女性を後方から見るとドキッとする。 いまや、後ろ姿の美醜は、私にとっては最大のチェックポイントになっている。 (ある意味、顔の美しさや、年齢以上に) 長年女性の透けブラに関心があったからだろうか、最近はグラビアの裸体においても、バストやヘアー以上に「美しい背中」であるか否かに関心が多いにいってしまうように感じる。 しかし、「美しい背中」といっても人それぞれ感じる背中に違いがあるではないだろうか。 私自身の勝手な基準で大きく分ければ「体育会系」と「文化会系」に背中を分けられるのではないだろうか。 それは、決して骨格や身体の線の太さという意味ではなく、筋肉質な引き締まった背中か、あるいは柔和な丸みを帯びた背中かという違いである。 私自身は前者のスポーツ等で鍛え上げられたキューと引き締まった筋肉に覆われた硬質な背中に魅力を感じる方である。 これも独断と偏見で言えば、妖艶で柔和な「文化会系」には、柔肌に厳しく食い込む荒縄という表現が似合う「SM」。 鍛え上げられた筋肉と弾ける硬質の肌の「体育会系」にはキューと絞られた白いロープが似合う「ボンデージ」というイメージがある。 更に付け加えると、引き締まった硬質の少し浅黒いような背中には、何故か純白のブラジャーが一番映えて美しいというイメージを持っている。 また数年前からは、同じように女性の「綺麗な襟足」にも眼を奪われるようになった。 街を歩く女性が髪をアップにして、綺麗な襟足をみせた女性を見かけると、「ああ、この襟足に手拭の2重の米結びの『結び目』をつくってみたいなぁ」なんて想像してしまうのである。これってかなり危ない兆候と感じている。 つまり、ブラのバックスタイルフェチが昂じて、背中フェチ、うなじフェチになったような気がしている。 さらに、もっと脱線させていただく。これはもっと恥ずかしい告白である。 実は私は女性がブラジャーを外した時、背中からわきの下の白い素肌にかけてくっきりと残るブラジャーの赤い痕(くぼみ)にとても興奮する。 本当にこれには最高に胸がドキドキするのである。 普段から見慣れていないからだろう。 何故なら週刊誌のグラビア写真のヌードでもヘアーは満載ではあるが、ブラ痕は決して見かけないのである。 (これは、以前から本当に不思議に思っている事である。ブラ痕に興奮する男性の方がやはり少数派なのだろうか?、というより、男性諸氏は、女性のブラを外した後の赤い窪みなど性的な幻滅を感じるのだろうか?などと考えてしまいます。) それ故なのだろうか、何かその女性の一番特別なエロチックな裸が見れたような気がして最高の気分になる。 それはバストやヘアーを見たのとは比べようもないくらい嬉しい。 初めてのエッチの時、ブラ痕を拝めると「とうとうこの女性を手に入れちゃった!」なんて気分になってしまう。 本当に私もヌードボンデージは決して好きではないのだが、例えばむっちりした肌にぴっちりと食い込むようなブラジャーを身に着けたまま緊縛・猿轡されていた女性が、次ぎにブラを外されると、背中からわきの下までブラのバックデザインがくっきりと赤く残っているシーンを常々是非見たいと思っている。 ついにブラを外された女性の恥ずかしくて、口惜しそうな表情と、「ンンン・・」と噛み締めた猿轡。背中と腋の下に赤く残るブラ痕と二の腕から肩に残る外されたブラジャー。 想像するとかなりエロチックなシーンだろうと想像してしまう。 (根本的な疑問だが、女性は下着の痕を男性に見られるのをどう感じるのだろうか?今更中々他人には聞けない恥ずかしい質問であり、永遠の疑問である。) しかし、残念ながらこれまで述べたような私の「背中のこだわり」を満足させてくれるシーンをビデオで見た記憶が私には、ほとんどない。 緊縛・猿轡された女性の「後姿の魅力」を存分に味あわせてくれるビデオへのニーズがきっとほとんどないのであろう。 将に出会った事がないというのが私の率直な感想である。 (もっとも、それは私がSM及びボンデージビデオ専門で、それも自分が好きな猿轡シーンを中心にしか見ていないという条件付きではあるが) 1)、せっかくの着衣緊縛、それも透け易い白いブラウスのモデルであっても「ブラ透け」が写っていない。撮ろうとしない。 2)、やっとブラジャー姿で縛られても高手小手の緊縛で身体中が縄だらけだったりで、背中のブラジャーの艶かしさを堪能出来ない。 3)、やっとブラジャーが外されて、裸のシーンになったら背中や腋の下のブラ痕は全く消えている。 こんなことにに欲求不満を感じてビデオ鑑賞しているのは私だけなのだろうか?。 今まで他のサイトでの同好のボンデージマニア方々の記述や会話の中でも「背中への不満」読んだこともないので、きっと私だけの特異な趣向なのだろう、と思ってあきらめてはいるのだが。 特に不必要とも思えるような胸や背中や二の腕を縄で幾重にもグルグルに縛り上げ、日本古来の緊縛美とかいって、縛りのテクニックを見せ付けるような邪悪な縄師と呼ばれる人たちのSMビデオには毎度毎度激しい失望感を味わったものである。 「背中の美」が台無しなのである。 (それでも懲りずに毎日レンタルしていた自分も情けないのだが。) もっと「女性の背中の美しさ・艶かしさ」を丹念に見せて欲しいと常々思っていた次第である (続く) |
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