<第2部>『スーパーヒロイン危機一髪』 (作 ベスト氏) |
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第7章 |
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そこに居る人間達全員がすぐにその言葉の意味を悟った。 佳乃も、そして床に転がされているゆり子も、同性の瞳を悪魔を見るような眼で一瞬睨みつけた。 「ねえ、ベストちゃん、あなた、パンツの中で今日何回発情した?。隠してもわかってるのよ。横で見てて可笑しかったわ!若いって凄いわ!昼っから何回も射精したでしょ?ねえ何回?」 遥かに年下の男の子に回数を尋ねる瞳の顔は綻んでいる。 30過ぎた女の恥らいにも見えた。 ベストもほんのちょっと顔を赤らめて「え!・・そうだな?確か5.6回だと思うな!でも、瞳お姉様、それは堪忍です。可哀想過ぎます。だって僕、2日もパンツ変えてないんですよ!その上、もうビチョビチョなんですよ!汚な過ぎます!」 ベストは瞳の言葉の真意を知っていながら、あえていかに不潔なブリーフかを強調し、佳乃の方をニタリと見やった。 〈冗談じゃないわ!やめてよ!嫌よ絶対!〉そんな顔を一瞬した佳乃の顔をベストは見落とさなかった。 「さあ、脱ぎなさい!ダーリン!遠慮は要らないわよ。あなたみたいな若くてイケメンの男の子の「熱情」が味わえるのよ。こんな30近いババアにはもったいないくらいよ!きっと泣いて悦ぶわ!」 そう命令して、更に「ねえ!ベストちゃん!クツワはどれにするの?」と聞いてきた。 ベストはズボンを脱ぎながら「あ!それは考えてます。次ぎは豆絞りの手拭にします。ほら、そこにある濃紺と白の豆絞りの手拭です。それ取って下さい。丸玉咥えの猿轡にしたいんです。じゃ、ほんとに佳乃さんに食べさせてもいいんですね。へへへ」 佳乃は全身から身の毛がよだつ思いで2人を見ていた。 佳乃自身、警察の特殊訓練で拷問に対する心構えは受けたつもりだった。 例えばムチ打ちや股裂きの拷問にあっても、自白に耐えられると思っていた。 しかし、他人からは、勝気な凄腕刑事と思われていても、まだ、結婚前の若い女性に違いないのだ。 さすがに、こんな猿轡を噛まされる事は想像もしていなかった。 想いを寄せている憧れの男性のではないのだ。 ベストという、男として最も穢らわしく最低の男。 もっとも軽蔑するべき男の最悪のものを口に詰め込まれるのだ。 絶対に口を開けずに抵抗しなければならないと思った。 眼の前の床に転がされているゆり子も涙目になりながら、佳乃の方を見つめている。 2人はアイコンタクトでさっきからずっと意思の確認を取合っていた。 〈ごめんさい!佳乃!私がドジ踏んじゃってこんな事に巻き込んで!ホントゴメン!〉 〈ゆり子大丈夫?随分ひどい目にあったのね!きっと助けるから!負けないで!〉 そんなことをお互いに目で話し合っていた。 2人は子供の頃から、互いに目を見るだけで会話が出来るほどの心が読めた。 今もゆり子が必死に〈佳乃耐えて!ホント私のせいでゴメン!〉と言ってきている。 さすがに、佳乃が可哀想だった。 そして、瞳とベストに対して八つ裂きにしたい憎しみをもった。 瞳が豆絞りの手拭を両手に持ち、2.3度しごきながら、佳乃に近づいてきた。 そして、佳乃の目の前で、手拭を器用に廻し、真ん中に結び目を作ると、見せ付けるように、キューと絞り、小ぶりな結びコブが出来あがった。 口の中での収まりが良い様に、綺麗な指先で少しコブの形を整えながら、佳乃の目の前に手拭を見せながら、「ねえ、覚悟は出来てる?。今からこの手拭があなたの顔の一部になるまでずーっと噛まされるのよ!あごが痺れて感覚が無くなっても外してもらえないのよ!。わかってるの?ふふ」。 それから、ベストに対して「準備出来た!?。小さく折りたたんで詰め易くするのよ!」。ベストは丁度脱ぎ終わり、ズボンを履きなおしている。 ベストは、ハサミでブリーフの一部切り取り、エキスの染み込んだ部分だけの大きさにした。ベストには猿轡に対する美学・美意識があった。 ベストは猿轡は絶対に赤い唇が見える猿轡であることにこだわった。 詰め物が口からはみ出して噛ませる猿轡が美的に好きではなかった。 詰め物が綺麗に口の中に収まり、結びコブをしっかり噛ませる猿轡がもっとも好きなのである。ベストは佳乃の口に収納出来る大きさにブリーフを切り取ったのだった。 そして、2人の縛り屋の男達に目配せをした。 1人が佳乃のあごを下から持ち上げ、もう片方の手で竹轡を噛まされている唇の端の頬を親指と人指し指で割るように押さえる態勢になった。 さらにもう1人が、佳乃の鼻を摘まみ上げようと待ち構えている。 「瞳お姉様!瞳お姉様が僕のブリーフを詰めて、猿轡を噛ませて上げてやってくれませんか?綺麗な女の人から猿轡を噛まされる美しい女性の表情が僕大好きなんです。そのシーンを撮りたいんです。きっと男性マニアなら、みんな見たいシーンですよ」 ベストは全てのビデオカメラのアングルを佳乃の顔に集中させて、2人の女性の対照的な表情を逃すまいと待ち構えた。 瞳がうなじの竹の猿轡の結び目を解き、口から竹を抜くと、佳乃の口から唾液が糸を引いて白い歯がこぼれて見えた。 佳乃は竹の猿轡が外れると、首を左右に揺すろうとした。 しかし、2人の男によって顔を押さえつけられてはいくら佳乃が抵抗してもまったく無駄である。 首を振ることも出来ず、唇を閉じる事も出来ず、口を上下に開かされ、さすがの佳乃も「ウグゥゥー」と声を立てた。 ベストのブリーフはかなり使い古したようにくたびれた黄ばんだ不潔なもので、異臭がしている。 それを、佳乃に良く見せて、「さあ、これを召し上がって頂戴!」 そう言うと、満面の笑みを浮かべながら、瞳がベストから受け取った汚らわしいブリーフを口に丹念に押し込んだ。 綺麗にすっぽりと口の中に収まり、吐き出せないよう指で押さえている。 そして、豆絞りの手拭の小ぶりな結びコブをその上から当て付けて、これも唇の中に嵌め込むと背後に廻り、ギュギュと2回手拭を絞ってから、佳乃のアップにした綺麗な襟足で縛った。 ベストの集音マイクは猿轡を噛まされる時の、佳乃の「ううんんん」という微かな呻き声を逃さなかったのだ。 やはり、猿轡を噛まされる瞬間の女性の顔の表情、眼光の強さ、首の振り、唇の動きと噛む歯、歪む頬と洩れる呻き声は、猿轡好きにとって最大の見せ場だと思えるのだ。 そして、噛ませる側が美しい女性であり、その行為を楽しんでいる。 そして、噛まされる側は恍惚の悦ぶ顔や泣いている顔ではなく、屈辱・恥辱または無念の悔しそうな表情であれば、一層この時のシーンは昇華されるとベストは以前から思っていた。 今2人の美女の絡みは、ベストは胸の動悸を抑えられないほど,最高のエクスタシーを感じる瞬間だった。 結びコブをしっかりと口に噛まされ、頬が歪んでいる佳乃は、息を止めて必死に吐き出そうと首を振っている。 それをまた楽しむかのように、「ほらほら、無駄な抵抗はおやめなさいな!」と言って、瞳がもう一度手拭を絞り直して、一層キツく噛ませ直している。 恐ろしい女の情念の深さを感じた。 ベストには、その執拗さは、自分より若くプロポーションの優れた佳乃への瞳の嫉妬に見えたのだった。 再び佳乃の目の前に位置取りした瞳は、「いかが?お味は?ホホホ。佳乃ちゃんのふっくらした頬には豆絞りの猿轡がとっても良く似合ってよ!。それに、「若い男性の熱情」はどうかしら。ご満足いただけたかしら。その猿轡は当分外さないわよ。ほら、そこのゆり子ちゃんには私のショーツを食べさせて上げてるのよ。もう半日くらい美味しいっていってくわえ込んだままよ!佳乃ちゃんもベストちゃんの「愛情」を味わい尽くして欲しいわ!ほほほほ!」 そして、急に声色が変わり、少し低音の声でトドメをさしたのだった。 「本当に【屈辱を味わう】ってこう言う事をいうのね。美味しいでしょ?ク・ツ・ジョ・ク・の・お・あ・じ!」 そして、最後に思いっきり佳乃の頬を平手で「パシッ」と弾いたのだった。 |
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